社債発行

合同会社は社債発行ができる

個人事業主が合同会社を設立するメリットの一つとして資金調達が容易になることが挙げられます。個人事業主の場合、資金調達をしようと思ったときには、主に借入に頼ることになるでしょう。個人として借入をすることになりますから、何らかの資産を持っているような人でないと信用力が不足して、借入の審査に通らないこともあります。合同会社の場合、会社を設立していると言うだけである程度の信用力がつきますから、それだけで資金調達がしやすくなります。また、資金調達の方法の幅が広がるというメリットもあります。

合同会社の資金調達として優れたものの一つが社債発行です。合同会社は会社の一つで、会社として社債発行ができるようになっています。例えば、少数私募債を発行することによって資金調達は容易になると言えるでしょう。少数私募債は、縁故者などを対象として発行できる債券を指します。そのメリットはというと、まず無担保で借りられることが挙げられます。個人で借入を使用と思った場合には、信用力を補完する目的で担保を提供しなければならないケースがあります。合同会社を設立すれば資本金などの情報は公開されていますから、それによって信用力を得ることができ、その信用力によって債券を発行できます。少数私募債を発行するためには事務的な手続きは必要となりますが、基本的には無担保で資金調達ができますから、経営者にとっては優れた方法の一つだと言えるでしょう。社債発行をしなかったとしても、出資してもらうという形で資金調達は可能です。しかし、合同会社は出資者が業務を執行するという概念に基づいていますから、出資してもらうことによって経営に影響があります。社債発行であれば経営権に変わりはありませんから、経営者としては安心でしょう。また、出資を受け入れた場合には定款の変更が必要となりますが、社債発行の場合には内部での書類の整備を行うのみで、登記などは必要ありませんから手続き面やコスト面でも有利だと考えられるのです。

このように、社債発行ができるというのは合同会社のメリットの一つだと言えるでしょう。資金繰りのためにいつも頭を悩ませている個人事業主と比較すると、社債発行ができるというメリットは非常に大きいです。引き受けてくる人も個人に対する貸付ではなく、社債の引き受けであれば信用しやすいでしょうから、個人事業主に比べれば資金調達はしやすいと考えられるのです。”